いきなり入院 初日~

緊急外来を訪れ、2時間後には入院。

入院にあたり、事前に検査事項があるとのことで、中のベッドに寝かされ、幾つか検査した後、点滴用のチューブを装着。

暫くすると、それでは車椅子で病室まで行きましょう…ってなことで、6Fの病室に。

因みに、個室は空いていますか?と聞くと、空いてません!と一言。

と言う事で、仕方なく4人部屋にお泊りする事になりました。

時は既に夜9時を過ぎており、病室は真っ暗。

小声で、看護師さんの説明を受け、寝間着を頂き着替え完了。

入院準備は全く無いので、奥様に下のコンビニで使い捨てコンタクトケースと歯ブラシを購入してきてもらい、ゴルフのために持ってきたカバンを車から持ってきてもらい、その日は就寝。

骨折部分が痛んで寝れないかと思ったが、おじいさん先生が付けてくれたクラビクルバンドがことのほか効果を発揮してくれて、何とか寝る事が出来ました。

と言うよりも、周りにいる諸先輩方のイビキと寝返りが激しくて、痛みに勝ったか?

兎にも角にも、朝を迎え、朝食で~す、と持ってきてくれたのが、質素なお弁当。

停電の影響とのことで、調理が出来ず弁当になったそうです。

特に、病院食に期待はしておりませんでしたが、いきなりこれか?と。

そして、歯ブラシをしようとカーテンを引くと、周囲はお爺さんばかりでした。

朝早く、奥様が入院道具を色々と揃えて持ってきてくれ、何とか入院患者らしい雰囲気に。

そして、今日担当の××です、と言って元気な看護師さんがやってきました。

ほぼ、タメグチで、返事は、うぃっす、オッケー、ってな感じで、ビックリ。

でも、さばさばした感じで、悪い気はしませんでした。

直ぐに、お風呂に入りたいでしょ?時間予約しとくね、と言ってくれたのですが、1時まで停電。シャワー室の中は、真っ暗。

結局、午後2時ころに奥様の手助けをもらいながらシャワーを浴び、すっきり。

そうこうする内に、担当医の先生が病室に来られて、手術の要領について説明をしてくれました。

月曜日の朝、手術をしますね、と先生。

所で、いつ退院できるのでしょうか?と聞くと、火曜日には退院できますとの返事。

。。。。?

えっ?火曜日ですか?

ハイ、もうやる事がありませんので。

思わず、顔を見合わせて、そんなに早く退院できるんだと二人でビックリ。

いずれにしても、先の予定が分かった事で、安心して奥様は帰られました。

その後、看護師さんが、個室が空きましたよ…と言って、ベッドごと部屋の移動を手伝ってくれました。

今度の部屋は、正面に公園が見える明るいところで、とても快適。

荷物を取りに家に帰っていた奥様が戻ってくる姿も、部屋から見る事が出来ました。

ティッシュボックス、ウェットティッシュ、タオル、コップ等入院道具もそろい、スタバのカフェラテ、のりたま、まで。

これで、手術準備完了。

この日は、9時以降は飲食禁止なので、早目に就寝。

おじいさんのイビキ(自分のことはさておき)を聞かずに、ぐっすりと寝る事が出来ました。

手術の日は、6時前には目が覚め、暫くすると点滴をつながれました。

午前中とだけ言われて待っていたのですが、中々、声がかからず。

そうこうする内に、それでは行きましょうか?と看護師さんが呼びに来て、点滴を引きながら、歩いて手術室に移動。

麻酔科の担当から説明を受け、いざ手術室へ。

この上に横になってください、それでは麻酔をはじめますね、

と言われて直ぐに、全く意識が無くなり、次に呼びかけられた時には、全てが終了しておりました。

知らないうちに、サイボーグ? いや、鎖骨にプレートが入り、3本ネジ止めされておりました。

義理の母と、義理の妹が病室に来てくれて、声を掛けてくれているのですが、まだボーっとしており、何を話したか覚えていませんでした。

数時間後に、再度、戻ってこられた時は、意識もしっかりしており、お礼を言って帰宅して頂きました。

この日も、やる事が無いため、夜ご飯を食べて早目に就寝しました。

翌朝、退院の日です。

この日も、6時前には目がさめました。

10時30分には書類が整うので、退院出来ますよ、と言われていたので、退院の準備をしておりました。

8時前には、担当医の先生が来られて、患部の消毒を行い、防水用のシールに貼り替えてくれました。

1週間は、シャワーのみ、その後、お風呂に入って良いとのこと。

何か質問ありますか?と聞いたあと、

1か月間は、90度以上肩を上げない様に! と言い残して、

颯爽と去って行かれました。

あとは、退院の手続きだけだ、と思い、私服に着替えて待っていると、タメグチ看護師さんがやってきて、何かCT撮るみたいよ、上着だけでも寝間着に着替えて、と。

面倒なので、そのままにしていたら、あら?着替えてないの?怒られるかな?

でも、やはり面倒なので(と言うよりも、服を脱ぐ時に肩が痛いので)そのままCTを撮りに行きました。

一人で部屋に戻れる?と看護師さんに聞かれ、控え室に置き去りに。

結局、特に何も言われないで終了し、部屋で書類待ち。

暫くして、支払も完了し、部屋に戻って、めでたく退院~!

小雨が降っていたので、タクシーで帰宅。

 

因みに、頂いたレントゲン写真を見たら、ボルトが3本、しっかり入っていました。

プレートは、入れたままでも問題無い様ですが、50%くらいの人は半年後位に取るそうです。

 

かくして、人生初の骨折、入院、手術が完結したのでした。